敏感肌の対処法
乾燥肌は気温や湿度、外気の乾燥などによって、肌の水分が失われ、皮膚の保湿機能が弱まってしまう肌のことを言いますが、敏感肌は皮膚の角質層によるバリア機能が低下することで、アトピーなどのアレルギー症状が出てしまう肌のことです。
敏感肌は外部からの刺激に弱い
敏感肌の人の皮膚は、角質の水分保持能力が低下しており、皮膚表面の皮脂膜が不十分で外部からの刺激に大変弱くなっています。敏感肌は、角質層の全脂質の40〜60％を占める重要成分であるセラミドが不足してしまっている状態で起こりやすいです。
つまり、敏感肌とは刺激を感じやすい肌質のことです。普通なら何でもない物質や刺激に過剰反応して、かゆみやかぶれ、炎症、赤みといった肌トラブルを起こしてしまいます。
敏感肌になりやすい箇所
肌の中で一番皮膚が薄く、敏感なのは顔です。そして、その中でも特に敏感なのは、目の周り、ほお、鼻の下、唇の4箇所です。目の周りはもともと皮膚が薄くて水分を保持する力も低く、刺激が伝わりやすいです。また、アイメイクによる摩擦などでかゆみも出やすいです。
唇は粘膜でできていて皮脂膜がほとんど無く、角質層も非常に薄いのです。そのため乾燥しやすく、外からの刺激に対するバリア機能も低いパーツです。これらのパーツは特に意識して、やさしく触れるようにし、肌が敏感に傾いていないか気をつけましょう。
敏感肌の原因
敏感肌の原因はさまざまです。考えられるものとしては、体の内側から起こっているとされる内的要因と、体の外部からの刺激から起こる外的要因の2つに大きく分けられます。
敏感肌の内的要因
遺伝的体質（アトピー性・アレルギー性など）、ホルモンバランス、内臓の機能障害、栄養バランスの崩れ、ストレスの増加 など
敏感肌の外的要因
肌に合わない化粧品の使用、間違った洗顔方法、温度や湿度の変化、紫外線
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