亜鉛で肌を健康的に
成人の体内には約4g前後の鉄があるのですが、約70%は普段働く「機能鉄」で、残りは肝臓などに蓄えられる「貯蔵鉄」と呼ばれています。
現在、鉄の吸収力を高めるタンパク質やビタミンC不足の女性が急増しているようです。最近、疲れやすい、息切れがするという人は、鉄不足の可能性大ですので注意しましょう。特に、女性は生理による出血で多くの鉄が失われますので、積極的な摂取が必要です。
鉄を多く含む食品・・・牛レバー、牛もも肉、カツオ、大豆、ほうれん草、ひじき、あさり
鉄が不足すると？
鉄が不足すると、体のすみずみまで酸素を運ぶことができなくなるので、肌の水分を保つ力が弱くなります。また、肌色が悪くなったり、肌がくすんだり、化粧ノリも悪くなります。
その他、動悸や息切れ、めまい、疲労、集中力低下、下痢や便秘などの症状が現れます。免疫力も低下するので、口内炎や舌炎などが発症する恐れもあります。
亜鉛の基礎知識と効果
亜鉛は、DNAやタンパク質の合成にはたらく酵素や、細胞や組織の代謝にかかわる酵素など、200種類以上の酵素の構成成分として重要です。それらの酵素は、タンパク質の合成、免疫システムヘの関与、インシュリンをはじめとするホルモン分泌などに関係しています。
そして、亜鉛には肌や粘膜を健やかにしたり、インシュリンの分泌を安定させ、血糖値を下げたり、免疫力を維持し、感染症から身を守るなどの働きがあります。
亜鉛が不足すると？
亜鉛が不足すると、肌荒れやシミ、しわ、成長や発育の遅れ、味覚障害、肝臓の異常などが起きる可能性があります。また、亜鉛は男性の前立腺で性ホルモンの合成に関わっていますので、亜鉛が不足すると精子の生産が少なくなり、子どもができにくくなります。
亜鉛を多く含む食品・・・牛もも肉、豚もも肉、イワシ、ニシン、大豆、ごま、卵黄
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