シミの種類とその症状について
まとめましたので参考にしてください。
老人性色素斑: 最もよく見られるタイプのシミで、紫外線や加齢の影響が強く、目の下や頬、こめかみなど日光の当たりやすい部分に発生します。老人性色素斑はケミカルピーリング・レーザーによる治療が効果的です。
肝斑（かんぱん）: 頬や眼の下などに左右対称にみられる薄茶褐色のシミのことで、妊娠中や更年期などホルモンの影響を強く受け、紫外線によってさらに悪化する性質があります。ケミカルピーリングやビタミンＣ誘導体、プラセンタが効果的です。
そばかす: 小さなシミが顔や腕、手の甲、背中などにポツポツと広がるシミのことです。そばかすは遺伝的要因が強いですが、紫外線を受けると濃くなりますので注意してください。逆に、紫外線対策を行っていれば、徐々に目立たなくなります。
脂漏性角化症: 良性の腫瘍ができてしまうシミのことで、中高年以降の方に多く見られます。表面がザラザラしていることが多く、色は褐色、外側から見るとかなり目立ちます。若い頃の日焼けなど、長期に渡る紫外線の吸収が原因です。
炎症後色素沈着: ヤケドやニキビ、カブレなどの炎症跡が色素沈着をおこしたものです。炎症を繰り返さなければ、次第に色が薄くなっていきます。炎症後色素沈着は治る可能性の高いシミで、美白化粧品も効果的でしょう。
最近、話題のハイドロキノンとは？
ハイドロキノンは、シミの原因であるメラニン色素の生成を抑制したり、メラノサイト細胞を減少させる働きがあり、｢肌の漂白剤｣とも呼ばれる成分です。しかし反面、使い方を誤るとアレルギーや炎症を起こすこともありますので、使用には十分注意してください。
また、ハイドロキノンはトレチノインという成分と併用することで、更なる効果が期待できます。トレチイノンとは、ビタミンＡの誘導体で、もともと体内に存在する成分です。角質剥離を促し、皮膚をみずみずしい状態へと改善してくれます。
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