洗顔料選びのポイント
洗顔料はどのようなものを選べばよいのでしょうか？
基本的には、『肌に優しく、しっかり汚れを落とせるもの』が理想的な洗顔料ということになりますが、その時の皮脂量（乾燥肌かオイリー肌か）や使用感（つっぱり具合）などによっても変わってくるでしょう。
皮脂は残しすぎても落としすぎても肌トラブルの原因となってしまいます。
これは、使用後のつっぱり感である程度判断することが出来ます。
洗顔の後すぐにベタつくようなら皮脂を残しすぎている状態、ひどくつっぱるようであれば落としすぎている状態です。
洗顔後のお手入れも関係してきますが、この部分のバランスが大切です。
●固形石鹸かフォーム系か？
最近は洗顔に固形石鹸を使用する人が増えてきているようです。
固形石鹸には、成分が限られており油分が少ないという長所があります。
泡立ちにくく、使用後のつっぱり感を嫌う人も多いようですが、使用による肌トラブルは少ないと言えるでしょう。
洗顔フォームには非常に多くの種類があり、中には肌に強い刺激を与えてしまうものもあります。
ただ、肌に合うものを選ぶことが出来れば、泡立ちを含む扱い易さでは石鹸より格段に上です。
●しっとりかさっぱりか？
洗顔料は『しっとり』系、『さっぱり』系で分けられることが多いのですが、これは含まれる油分によるものが殆どです。
お肌に潤いが保てるということで『しっとり』系を選びがちですが、これによって体感する潤いは添加された油分によるもので、本来の肌の潤いとは異なるのです。
この『しっとり』感にこだわりすぎ、油分過剰から肌トラブルを引き起こしてしまう危険性もあります。
保湿は洗顔時ではなく、洗顔後のお手入れで行うものと考えるのが賢明です。
肌が乾燥しがちな人であっても、洗顔料に『しっとり』を求める必要はないでしょう。
●弱酸性か弱アルカリ性か？
成分では『弱酸性』と『弱アルカリ性』に分けることが出来ます。
人の肌と同じ『弱酸性』で洗顔すれば肌に負担をかけないとされていますが、洗い流す水道水は中性なので、これは一時的なものと言えます。
また、弱酸性の洗顔料は弱アルカリ性のものと比べ洗浄力でやや劣るため、皮脂や汚れが多い肌には向きません。
肌とは違う弱アルカリ性のものを使用しても、すすぎの時点で肌は中性となり、後に自然に弱酸性に保たれるようになっています。
必要以上に弱酸性にこだわらず、お肌の状態と洗浄力のバランスで選ぶのが良いでしょう。
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