毛穴の種類と広がる原因
皮膚内に陥入して毛根を包んでいる組織を毛包といい、私たちが通常毛穴と呼んでいる部分です。人間の場合、体全体の毛穴が完成するのは妊娠6ヶ月くらいだといわれています。毛穴にも種類があるのですが、頭部や顔面に生える産毛の毛穴を軟毛性毛包といいます。また髪の毛やひげが生える毛穴で、やはり頭部や顔面にある終毛性毛包があります。そして産毛を生やしながら、大量に皮脂を分泌する大き目の皮脂腺を有している毛穴もあります。これは顔以外では前の胸部や背中の中央部にあり、脂腺性毛包と呼ばれています。
毛穴の数は男女に関係なく、さらに大人でも子どもでも違いがなくて、たとえば顔だけでも20万個もあるのです。ただ個人差は存在し、単位面積における毛包の数では、結構個人差があるようです。
脂性肌と聞くと、毛穴の数が多いのかと思われそうですが、そうでもありません。毛穴の種類のうち、顔面に多くある脂腺性毛包は毛穴の入り口が大きくて皮脂分泌も盛んなので、顔の毛穴は目立つわけです。毛穴が広がってしまうのは、その原因として皮脂が分泌されすぎることや、鼻の周りなどに見られる角栓、つまり皮脂が多く分泌される部分の毛穴に詰まったような突起があげられます。老廃物である角質が毛穴の中に詰まってしまうと、毛穴は広げられて大きくなるため、毛穴が広がる、という状況になるわけです。
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