乾燥肌とアレルギー
「乾燥肌＝アレルギー」と考える人がいますが、必ずしもそうとは言えません。
乾燥肌でもアレルギーでない人は多く、乾燥肌になる原因は複雑です。
アレルギーとは、何らかの形で体内に潜むアレルゲンが侵入し、起こす反応の事です。
アレルゲンには、主に卵、蕎麦、猫、花粉などがあり、その症状も色々です。
アレルギー体質でも、乾燥肌タイプでなければ、アトピーにはなりません。
例えばアレルギー体質の人が、アレルゲンである食べ物を食べたり、ダニや埃に反応したりしても、アレルギーが肌ではなく鼻に現れることもあります。
これがアレルギー性鼻炎や花粉症です。
また、耳の粘膜なら滲出性中耳炎となり、喉の粘膜なら喘息という形でアレルギー反応が現れます。
ですから、乾燥肌だからアレルギーとは断言できません。
しかしながら、乾燥肌の人はスキンケアに気を遣い、症状が悪化しないように気をつける事が大切です。
そして、アレルギーがアトピーとなって現れている人も、乾燥肌と同様に保湿第一のケアが重要です。
特に空気が乾燥してくる季節には、肌も乾燥しがちになるので、そこから肌トラブルを起こしたり、アトピーが悪化したりしやすいため、対策が必要になります。
肌を乾燥から守るためには、保湿第一と言いましたが、単に市販の保湿剤をたっぷり塗れば良い訳ではありません。
乾燥肌予防にはできるだけ自然の成分に近く、界面活性剤や保存料、石油成分を含まない、肌に負担の少ないものを選択するようにしましょう。
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